元マッキンゼー、戦略コンサルタント第一人者の大前研一が設立したビジネススクール「BBT(Business Breakthrough Inc)」は有名ですね。
BBTが、2019年7月に、月額1000円のビジネス問題解決トレーニングプログラムを開始したので、紹介します。
大前研一 「ビジネス界のゴッドじいちゃん」
BBT ルーティンとは
以下はBBT ルーティンの狙いです(HP抜粋)
最も効率の良い学びは脳科学的にも証明されています。その答えは、アウトプット。
例えるならば、サッカーをいくら観戦しても、実際に体を動かし、試合に出ることとは、大きく異なるのです。BBTルーティンは”1日10分という継続しやすい内容”かつ”アウトプットを仕組み化”することで、これらを全て自然と続けてしまう環境をご用意しました。
私の場合、「グロービスの学び放題」を一年経験したのちに、アウトプットの機会がないと定着しないということを痛感しました。
グロービスの学び放題、200時間勉強したレビューはこちら↓
1日10分、今まで学んだ様々な知識や思考のフレームワークをBBTルーティンでアウトプットすることで、即席のお題に関して考えられる思考力を見つけたい。
また、自分の業界の外の事象に触れることで考え方の幅を広げたいと理由でスタートしました。
BBT ルーティンの流れ
1. 毎朝7時にお題が提供される
BBT ルーティンでは思わず、頭を使いコメントしたくなるような「刺激のある面白い話題」に自分の考えをアウトプットしていきます。以下はお題の例です。
今日のテーマは、フェイスブックが準備を進める暗号資産(仮想通貨)「リブラ」です。
その影響度は大きく、各国が規制の強化を訴えています。
ITmediaの記事でも、各国の警戒感が紹介されています。
先進7カ国(G7)が財務相・中央銀行総裁会議で米交流サイト大手フェイスブック(FB)の暗号資産(仮想通貨)「リブラ」の規制を議論するのは、
従来の国家の枠組みを超える“通貨”としての影響力に警戒感を強めているためだ。
でも、ほんとうに影響って、ネガティブなことばかりなのでしょうか?
・リブラによって出る影響とは?
‐ポジティブな影響は?
‐リスクは?
・私たちのビジネス・生活にはどんな影響が出るのでしょうか。
2. 関連する記事を読む
3. お題に関して適当な文字数で回答する
ここは完全に個人の自由です。
4. 他の人の意見を眺める
す分ごとに投稿される無数の意見を確認することができます。
また、「xx月の論点はここだ」というセクションで講師の選定した他の生徒のアウトプットを確認することができます。
5. 仕上げのインプット
「毎週水曜日夜、外部講師の1時間程度の講座でアウトプットしたトピックへの理解を深める」
毎月1冊の参考図書があります。8月ですと「アフターデジタル」-オフラインのない時代に生き残る-
知識の幅を広げたい方に向けて、参考記事が紹介されています。
上記のルーティンを毎日(月曜日ー日曜日)時間があるとき、毎日繰り返します。
BBT ルーティンのメリット
情報収集のレベルアップ
情報化社会では、取り入れる情報の量よりも、まず情報の「質」が問われます。特にネットの情報は玉石混交です。BBTルーティンを通して、ビジネススクールのプロにスクリーニングされた情報を取り入れることができます。
また人に紹介されなければ、アクセスしないようなメディアに出会います。BBTルーティンで「役に立った」と思えるメディアは、ストックするようになりました。
アウトプットの癖付け
日本の受験勉強では、インプットが重視されます。その癖が抜けずどうしても、インプットを大量にすることで満足するが、仕事や結果に結びつかないということを痛感していました。
BBTルーティンでは、アウトプットの質よりもまずは毎日短い時間でも考えアウトプットすることが求められます。勉強方法のスタイルを変えるという意味で役立っています。
アウトプットに関しては「アウトプット大全」という本がおすすめです。人能力はアウトプット7割、インプット3割でトレーニングすると一番向上するとのことです。アウトプットする際の基本法則と、具体的なトレーニング方法を紹介しています。
驚異的ですね。
- メルマガ毎日発行13年間
- 執筆毎日3時間
- youtube毎日更新5年
- Facebook毎日更新8年間
- 毎月2回の講演会
- 月に20冊以上の読書を継続
- ジムに週四、五回
- 映画月に10本
- 年に数回の海外旅行
- 18時以降は働かない
以下のYoutubeチャンネルでサラタメさんが要約しています。
講義によるアウトプットの深化
毎週水曜日、業界の第一線で働くリーダーから約1時間の講義を通して、その週に自分が会うトップっとした内容の見方を改めて見直し、さらに考え方を広げることができます。
ここでも重視されているのが講義を聞いてインプットしてから、アウトプットする順ではなく、あくまで日頃のアウトプットの上に講義があるということです。
日常生活で理想の上司や目標とする人に、出会える方は、非常にラッキーだと思います。
中々チャンスに巡り合わないからこそ、読書やビジネススクールでの学びがあるのだと思うのです。
玉樹さん、尾原さんは講師の一例です。
毎週水曜の講義では、様々な業界の講師が登場し、タイプの違ったリーダーから学べます。
コメント