出典: Google Public Data <世界銀行ソース>
今から15年前の2004年頃、信じらませんが、日本たった1国でラテンアメリカ33カ国の合計の2倍の経済力がありました。
私は高校生でしたが、政治経済のニュースは、ブッシュ大統領と小泉総理、イラク派兵や拉致問題が語られる中で、アメリカ・中国の台頭の話題が中心で中南米の成長ポテンシャルには、大して触れられていなかったように思います。
そして、2009年、今から10年前に、日本の総GDPが中国に抜かれてしまって世界第3の経済国になったのは、あまりのスピードに驚き、少しショックを受けたのを覚えています。
ところが、2012年にすでに、政治犯罪泥沼で問題だらけのラテン諸国も、ジワジワ成長して33カ国合計で日本以上の規模になっていました。
33カ国で6億人いれば、経済の規模が日本より大きいのは当然といえば当然ですが、それ以上に、日本の成長は本当にさっぱり止まってしまっていることに改めて驚いています。
同じ先進国のアメリカの成長もアップル・グーグルやIT産業の成長を考えると納得できますが、日本から世界にインパクトを与えるような、成長の起爆剤が20年間一つも出ていないということなのでしょうか。
今現在、ブラジルで生活してみて、日本の経済にラテン以上に深刻な問題があるのが俄に信じられません。
日本で生きていく中で、自分の周りでは大きな変化がないように見えても、実は気が付かない間に世界はどんどん変わっていきます。しっかりアンテナを立てていかなければ。
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