1914年に開始され人類最大の土木工事と呼ばれたパナマ運河建設。この運河の国の首都、パナマシティーを紹介します。パナマは、西は、コスタリカ、東はコロンビアに面しており、南米とヨーロッパ、太平洋と大西洋を繋ぐ重要拠点です。
1999年に米国より返還され、軍事重要拠点から米国の民間の資本が入り、開発が進んでいます。スペインの植民地時代の面影を残す旧市街と、高層ビルが乱立するビジネス都市の二つの顔を持つ、パナマシティーは、近年、大きな変化を遂げています。

引用元:https://www.tigermov.com/blog/detail/636
中南米旅行の際は、飛行機の乗り継ぎでトランジットする方も多くいますね。
数時間のトランジットの間、旧市街、新市街、世界遺産を見学してきました。
トランジットの活用方法
トクメン国際空港から、旧市街まで一気にタクシー出向かい博物館を覗いた後に、空港に向かう途中でパナマ料理のレストラン(新市街)により、最後はパナマビエジョ (世界遺産を観光)しました。移動はUberでした。
下の地図のPanama Viejoの右上車で10分に国際空港があり、旧市街はCasco Viejo、新市街はRegiao Centralになります。

https://penaestradacabecanalua.wordpress.com/2018/02/05/casco-viejo-heranca-colonial-no-panama/
数時間の滞在では、パナマ運河を見ることはできませんが、時間がない方もパナマビエジョの廃墟は見応えがあります。平家物語の【夏草や、つわものどもの夢の跡】という句がふと浮かびました。オススメです。
トクメン国際空港 (Tocumen International Airport)
国際線は、トクメン国際空港(Tocumen)に発着します。新市街へは高速道路を使い約20分、USD30程度でした。旧市街まで行くと30-40分かかります。乗合タクシーも乗れるがUberが安くて便利です。

引用元:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7765/
写真は、パナマで絶滅の危機に瀕している。カエル。リモサハーレインフロッグと呼ばれているそうです。可愛いカエルのお土産を見かけます。空港でも買えますが、観光客向けで、値段が張ります。
観光地
旧市街
高速道路から乱立するビル群を見ると、東南アジアのようなごった返した道を進みます。建物はカラフル。そして石畳のスペインの植民地独特の街に入っていきます。

引用元:http://bahamabobsrumstyles.blogspot.com/2018/12/old-town-panama-city-panama.html
観光スタートは独立広場から、Museo del Canal (パナマ運河博物館)が目の前にあります。
1688年から1794年の間、約100年の歴史をかけて建設されたそうです。
新市街
旧市街は、新市街に売って代わり大都会。高級ホテルのエルパナマを中心に、約3000の高層ビルが立ち並ぶ。
巨大なネオンや、アメリカ人が持ち込んだカジノ、忙しく歩き回るビジネスマン、24時間営業のレストランもちらほら、中南米屈指の都会に圧倒される。
Panama Viejo
トクメン国際空港から、車で10分の距離にある世界遺産のPanama Viejo。スペインが1519年に最初に築いた植民都市の跡地だそう。インカ帝国などで搾取された富は、ここを経由してスペインに渡ったそうです。
日本の城が次々の建設されたのと同じ時期だったのでしょうか。ここまでボロボロになったのは、時のせいではなく、1670年頃、ジャマイカを牛耳っていたイギリスの海賊、ヘンリーモーガンにより街を火の海にされ、廃墟と化してしまったようです。
プエルトリコに行った際も、このヘンリーモーガンが街を焼き尽くす悪事を働いたようでした。相当な「悪」だったのか。どうやら映画パイレーツオブカリビアンで、彼の時代が参考になっていたようですね。
公園の真ん中にある、塔からは360度見渡すことができる。海や新市街が見える。風も入りとても気持ちが良いです。
パナマシティーのツアー
1. パナマ運河クルーズツアー
毎週金曜日と土曜日、パナマシティーのバルボア港から出ています。6時間のクルーズで、時期によっては食事付きのクルーズも出ています。巨大な船ごと水で持ち上げられ視線が高くなっていくところで、運河の力がわかります。
2. ソベラニア国立公園ハイキングツアー (Parque Nacional Soberania)
パナマシティーから北西に約15KM、約130ドルでバンツアーに参加できます。熱帯雨林は、自然の宝庫、運が良ければトゥカンや、キツツキ、ハチドリ、サルなどを見ることができます。
現地発ツアーを最大限活かしましょう。
ベルトラ(Alan1.net)では各種揃っているので、ツアーの相場や種類も確認できます。

レストラン
メキシコなど中米では、トウモロコシが主食ですが、パナマ・コスタリカでは、コメが多く食べられます。
Cafeteria y Restaurante Manolos
24時間空いており、写真はパナマの国民食であるサンコーチョ(Sancocho)とパパイヤジュース。新市街にあります。
【営業時間】毎日24時間
【電話番号】+507-269-4514
【Web】http://www.churreriamanolo.com/
El trapiche (エルトラピーチェ)
伝統的なパナマ料理を試すことができます。新市街にあります。
【営業時間】毎日7時〜23時
【電話番号】+507-269-4353
【Web】http://eltrapicherestaurante.com/
ホテル探しに
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写真は多少盛っているホテルもありますが、多くの旅行者から評価が下されており、事前にしっかり調査してから選ぶことができますよ。

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