ブラジルと言えば、リオのカーニバル、イグアスの滝などが有名ですが、首都ブラジリアの建築群は世界遺産になっており、ブラジルの全く異なる側面を見せてくれます。
1955年に大統領クビチェックは、ブラジル中央高原の荒野に新首都を構想建設するというユートピア構想を発案。「50年の進歩を5年で」というスローガンの元、ブラジル建築界の巨匠を起用し、ジェット機形に整えられた区画が整備された。-地球の歩き方2018-2019より-
-テレビ塔から飛行機の機首側を見渡した写真-
引用: https://itapemirim.com.br/brasilia-a-capital-federal-do-pais-e-uma-viagem-pela-arquitetura-de-oscar-niemeyer/
ブラジリアへ行く前に事前に知っておきたい人物が2名います。
一人目は、緑の大地を人口都市に変貌させる前代未聞の構想をぶち上げたクビチェッキ大統領 (Kubitschek)。強力なリーダーシップでリオディジャネイロからの遷都を実現しました。飛行機でブラジル各地を跳び回り、遷都構想について熱く語ったためジェット大統領と呼ばれました。
Juscelino Kubitschek de Oliveira <1902年9月12日 – 1976年8月22日>
引用: http://www.navioseportos.com.br/site/index.php/pessoas/53-personagens/301-juscelino-kubitschek-de-oliveira
二人目は、都市設計のデザインで主役となっブラジル随一の建築家 Oscar Neimeiyer。ニューヨークの国連本部の設計者としても世界的に有名です。
Oscar Ribeiro de Almeida Niemeyer Soares Filho <1907年12月15日 – 2012年12月5日>
引用:https://www.arquitecturaydiseno.es/creadores/oscar-niemeyer
ブラジリアの街の中に入ると、巨大な博物館の中にいるような不思議な感覚になります。緑が多く広々としています。
都会の喧騒からも距離を置くことが来ます。洒落たレストランも多く、心休まる旅行になるのではないでしょうか。一泊二日あれば、ツアーを使いこなせば十分見て回ることができますよ。
ブラジリアの基礎情報まとめ
ブラジリア基礎情報
現在は人口約300万人、ブラジル首都連邦直轄地区にあります。実際の場所は、ゴイアナ州の中です。一年を通して25度以上で暖かく過ごしやすいですが、10月から3月は、雨季にあたりにわか雨が降ることが多いです。
引用: https://ferggeogblog.wordpress.com/2012/11/30/brasilia-climate-graph/
ブラジリアの位置
引用:https://www.smithsonianmag.com/travel/reinventing-rio-55271886/
ブラジルのど真ん中に位置しています。サンパウロ、リオから飛行機で2時間弱の距離にあります。また、ブラジリアは国際空港となっており、国内移動のハブになっており、トランジットの時間を引き延ばし、立ち寄ることもできます。
Presidente Juscelino Kubitschek空港 アクセス
空港は中心部から20分程度。市内へは、Uberもしくは公共バスでの移動が便利です。ブラジリアは道路が広く、金曜の夕方など政治家達が、各地へ帰るピークを除けば、交通量も限定されます。
観光の起点エリア
ブラジリアの街は、飛行機をモチーフにデザインされており、動体と翼の中心に、ホテルが集中しています。北ホテル地区、南ホテル地区にホテル地区のどちらかを選ぶことになります。国会議事堂などの大統領府は飛行機のコクピットにあたる部分に位置しています。(写真の右側)
引用: https://mudeiparabrasilia.wordpress.com/page/1/
ブラジリア 世界遺産巡りのポイント
観光バスツアー <見どころを一気に2時間で巡る!>
主要な建築物を2時間で回るバスツアーが、ショッピング ブラジリアの目の前からでています。一人50 BRLです。2階建バスで湖をわたります。風が大変気持ち良い。
Brasilia Shoppingはこの建物です。
チケット売り場です。バスは主要な建築物の前で停まるのですが、中をじっくり見て回る時間はありませんでした。
私たちは、バスツアーの後に、国会議事堂に戻り別のツアー(無料)に参加しました。
Cathedral Metropolitana (Cathedral of Brasília)
ツアーのはじめにまずこの聖堂で停車して中を巡ります。
あいにくの曇り空で外観は上手く写真に収められませんでした。
Praca dos Tres Poderes (三権広場)
飛行機状の形をしたブラジリアのコクピットにあたる部分に位置します。ここには国会議事堂、最高裁判所、大統領府があります。また近くに外務省(Palacio do Itamaraty)があります。夜のライトアップも圧巻です。
労働戦士の像 -ブラジリア開拓のために労を尽くした人のために-
引用: https://www.agenciabrasilia.df.gov.br/2019/09/05/bruno-giorgi-e-suas-esculturas-ajudam-a-contar-a-historia-de-brasilia/
最高裁判所 (Supremo Tribunal Federal) – 目隠しの像
引用:https://www12.senado.leg.br/noticias/especiais/arquivo-s/pedro-i-criou-supremo-com-poderes-esvaziados/pedro-i-criou-supremo-com-poderes-esvaziados
Museu Historico de Brasilia
ブラジリア歴史博物館の前には、クビチェッキ元大統領の顔の石像ああります。ここではなく、飛行機の翼の方へ車で20分ほど走ると、クビチェック大統領記念博物館があります。メモリアルになっており、3000書に及ぶ蔵書の中には、医学書が多いそうです。
Congress Nacional
国会議事堂です。休日は見学ツアーで中に無料で入ることができますよ。
外務省 – Palacio do Itamaraty
外務省は時折、内部見学ツアーを実施しているようです。私たちは行けませんでした。もし空いている場合は必見。
Santuário São João Bosco -ブラジリアで一番美しい教会-
写真では表現できぬほど、美しい場所です。ツアーには含まれていないので別途、ご訪問させることを強く勧めます。
テレビ塔 -高さ224メートル、町の主要部が見渡せる-
テレビ塔の周りには、公園や噴水があります。Eu amo brasiliaのランドマークがあり写真撮影にも最適です。また土日は露天が出ており、ちょっとした祭り靄っていました。
見たこともないフルーツのアイスがたくさんありました。
アフロアフリカンのダンスのイベントもやっていました。打楽器も歌もありノリノリ♪
ブラジリアのレストラン情報
Mangai -東北地方の雰囲気抜群のビュッフェ-
引用: http://mangai.com.br/unidades/shopping-id/
ブラジル東北地方の雰囲気の開放的なレストラン。ブラジル全土の料理のバイキングを楽しめます。シュラスコ以外、ブラジル料理を食べなかった方には、是非お勧めします。数えきれないくらいのプレートがあり、ブラジルの食文化の奥深さを堪能できます。
Taypa -洗練されたペルー料理-
ロンリープラネットで絶賛されていたので試しました。ペルー人による経営でしっかり監修されており、「リマ以外でこれほど美味しいペルー料理は食べたことがない」とコメントがされていました。サービス良し、クオリティー良し、安心できるお店です。
Bierfass lake -小洒落た湖に面したエリア-
Pontão do Lago Sulと呼ばれるウォーターフロント地区。湖畔の洒落た地区で、ビールやワインを片手に家族で、恋人同士、リラックスして過ごせる場所です。
引用: https://www.thefork.com.br/restaurante/bierfass-lago-r500693
Nippon -ブラジリアで歴史ある日本料理店-
ブラジリアで海鮮と驚かれる方もいますが、巨大なアンチョビ(下記写真)は圧巻です。
味も日本の素材がそろわない中で、ベストを尽くそうとしている姿勢が伝わり大変良い印象でした。
土瓶蒸し(ブラジルバージョン)もありました。
他にも記事を書いていますので、ご興味が出たかたは、関連サイトを、ご訪問ください。
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